仕切り板を捨てないで!!②

前回、仕切り板が全部欠損しているグリストラップをご紹介しました。

前回のブログ→『仕切り板を捨てないで!!①

 

タイトルの『仕切り板を捨てないで!!』というのは、仕切り板が全て欠損していると、作り直すのに時間や手間がかかり、その分余計にコストがかかってしまうからなんです。

 

今回は、仕切り板が全て欠損している場合の対応についてご説明いたします。

 

まず、比較的簡単な方から。

FRP(強化ブラスティック)製の仕切り板の場合です。

ざっくり大きめに作って、現場で少しずつ切って、ぴったりになるまで加工します。

FRP(強化ブラスティック)製の仕切り板1 | グリストラップ蓋.com

この時は、3回くらい切り直しました。

切り過ぎると元も子もないので、少しずつ切って、はめてみて、またもう少し切っての繰り返しです。

何とか、無事にはまりました。

 

そして、大変な方が、ステンレス製の場合です。

ステンレスは、現場で加工できない事も無いのですが、基本的にしません。

きっちり採寸しなければいけないのですが、その為にはバキューム車等で、グリストラップ内の汚泥を引き抜く必要があります。

なぜなら、メジャーの目盛が見えないから…

下の画像で、間違うことなく目盛を読み取れますか??

しかし、「バキューム車を呼ぶお金が無い」というお客様には、無理矢理に採寸する事もあります。

「その代わり、ぴったり合うか保証はできませんよ」という事をご納得いただければですが…

大きく作り過ぎれば、削らなくてはなりませんし、小さく作り過ぎれば作り直さなければなりません。

まさに『手探り』で水中に手を入れて、見えないアングル仕切り板を止めておく金具部分や、グリストラップ本体のサイズを測りました。

 

今までの経験もフルに活用して製作した仕切り板は!!

何とかぴったりはまりました。

今回は、イレギュラーなグリストラップではなかったので、採寸データと見比べて、ある程度予測を立てて製作することができました。

ただ、毎回うまくいくわけではありませんので悪しからず。

 

そしてブログのタイトルに戻ります。

仕切り板を捨てないで!!」というのは、捨てると作り直すのに余計なコストがかかるので、捨てる前にサイズを測ってくださいという事でもあります。

 

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